各種ステロイドの比較
①コルチゾン・ヒドロコルチゾン類
 ●リン酸ヒドロコルチゾンNa : 水溶性ハイドロコートン
 ●コハク酸ヒドロコルチゾンNa : サクシゾン,ソル・コーテフ
 血中半減期が90分と短い、塩類蓄積作用が強い、抗炎症作用は弱い
②プレドニゾン・プレドニゾロン類
 ●プレドニゾロン:プレドニゾロン,プレドニン
 血中半減期が150分前後であり、使用しやすい、ヒドロコルチゾンに比べ、塩類蓄積作用が弱い
③メチルプレドニゾロン類
 ●コハク酸メチルプレドニゾロンNa : ソル・メドロール
 血中半減期が180分前後であり、使用しやすい、ヒドロコルチゾンに比べ塩類蓄積作用が弱い
 プレドニゾロンの約1.2倍の抗炎症作用
④トリアムシノロン類
⑤デキサメタゾン類
 ●デキサメタゾン : デカドロン
 プレドニゾロンの約10倍の抗炎症作用
 血中半減期が300分前後であり、ステロイド薬の中では最長
     →局所投与でよく用いられる、長期投与で副腎萎縮
⑥ベタメタゾン類
 ●ベタメタゾン : リンデロン
 デキサメタゾンとほぼ同様の特徴

<作用の比較>
糖質コルチコイド作用
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :4
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :6
デキサメタゾン(デカドロン) :30
ベタメタゾン(リンデロン) :30
鉱質コルチコイド作用
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :0.8
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :0.5
デキサメタゾン(デカドロン) :0
ベタメタゾン(リンデロン) :0
血中半減期
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :1.2-1.5 h
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) : 3 h
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) : 3 h
デキサメタゾン(デカドロン) :4 h
ベタメタゾン(リンデロン) :4 h
等価投与量
ヒドロコルチゾン(サクシゾン,ソル・コーテフ) :20 mg
プレドニゾロン(プレドニゾロン,プレドニン) :5 mg
メチルプレドニゾロン(ソル・メドロール) :4mg
デキサメタゾン(デカドロン) :0.5-0.7 mg
ベタメタゾン(リンデロン) :0.5-0.7 mg

<選び方>
(1) プレドニゾロン・メチルプレドニゾロンが第1選択薬
(2) ヒドロコルチゾンは塩類蓄積作用があり通常用いられないが、即効性ゆえショックの治療に最適
(3)デキサメタゾン、ベタメタゾンは局所投与が基本

<使い方>
(1) 少量投与のときは、朝1回投与 : 大量投与のときも、分割にするが朝を多めにする
(2) 離脱症候群はプレドニゾロン換算で総量1000mgを越えたときに起こる可能性がある。
(3) 漸減:短期投与→速やかに   長期投与→緩徐に
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by krawelts | 2005-11-04 10:53 | 代謝内分泌
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