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Gram染色
1.ハッカー変法 (これが最もメジャー)
①塗沫、乾燥、固定
②クリスタルバイオレットで1分間染色
③水洗
④ルゴール満載1分間
⑤水洗
⑥エタノール脱色30秒以内
⑦水洗
⑧サフラニンあるいはパイフェルで1分間染色
⑨水洗
⑩乾燥、鏡検

2.フェイバー法
①塗沫、乾燥、固定
②ビクトリアブルー1分間染色
③水洗
④ピクリン酸エタノールで10~30秒染色
⑤水洗
⑥サフラニンまたはパイフェルで1分間染色
⑦水洗
⑧乾燥、鏡検

3.Bartholomew & Mittwer (B&M)法
①塗沫、乾燥、固定
②1%クリスタルバイオレット満載
③5%炭酸水素ナトリウムを3~5滴、30秒染色
④水洗
⑤2%ヨード液満載30秒媒染
⑥水洗
⑦アセトンエタノール(1:1)で数秒脱色
⑧水洗
⑨パイフェル液で数秒染色
⑩水洗
⑪乾燥、鏡検

●Gram染色による顕微鏡的品質評価 ~Gecklerの分類(100倍)~
                     細胞数/1視野
group         扁平上皮細胞        白血球
 6             <25             <25
 5             <10             >25
 4            10~25            >25
 3             >25             >25
 2             >25            10~25
 1             >25             <10
1~3群は唾液が多く、検査に適さない。したがって、4~6群がよい。
by krawelts | 2005-12-22 10:50 | 感染症
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